想いを届ける、珈琲の発着場。
BERTH COFFEEがパッケージに込めた、生産地の風景とコーヒーの未来
以前、GeoPosting Packの「FutureBio Bag」をご使用いただいているBERTH COFFEE様に、パッケージを選んだ理由や環境への思いを伺いました。
当時は、FutureBio Bagの規格袋にBERTH COFFEEオリジナルのラベルを貼って使用いただいていましたが、今回、新たに全4種類のオリジナル印刷パッケージが完成しました。
描かれているのは、山間に差し込む光や、山を流れる川の水。BERTH COFFEE様が実際に向き合ってきた、コーヒー生産地の風景です。
前回のインタビューから今日まで、どのような歩みを重ねてきたのか。そして、新たなパッケージにどのような想いを込めたのか。
第2弾となる今回、あらためてお話を伺いました。
コーヒーに関わる、すべての人が誇れる世界のために
——BERTH COFFEEの焙煎事業が始まって5年。拠点も広がるなかで、ブランドのVisionを今、どのように捉えていますか。
この5年間で、私たちのコーヒーに対する解像度は少しずつ高まってきました。味わいや品質だけでなく、一杯のコーヒーが届くまでの背景や、生産に関わる人々の営みにも目を向けるようになったからです。
4年前からコーヒー生産国を訪れるようになり、昨年は複数の国を巡りました。現地で生産者や輸出業者と対話し、それぞれの国が抱える課題や現実に触れたことで、より明確な意思を持って行動できるようになったと感じています。
昨年からは、エルサルバドルの生産者に対して、コーヒー売上の6%を設備投資として還元する取り組みを始めました。
また、コーヒー産業のサプライチェーンでは、生産国側に負担が偏っている現状があります。私たちは、その不均衡を解消する一歩として、豆を仕入れるインポーターへの支払いも、できる限り一括前払いで行うよう心がけています。

スペシャルティコーヒーの理念である「From Seed to Cup」。
そのリレーの中で、一杯のコーヒーに関わるすべての人へ目を向けながら、これからも持続可能なコーヒーの未来に向けて、取り組みを続けていきます。
オンラインでも、お店で交わす会話のような温度を
——今回のパッケージを通じて、オンラインのお客さまにどのような体験を届けたいと考えましたか。
実店舗では、コーヒーを手渡しながら、そのコーヒーについて説明したり、ときには世間話をしたりと、お客さまとのコミュニケーションを大切にしています。
オンラインでは同じ体験をそのまま届けることはできませんが、パッケージや同封物を通じて、その温度感を届けたいと考えました。
今回のパッケージには、生産地の風景への思いを込めています。山間に差し込む光や、山を流れる川の水など、その土地の自然を抽象化し、全4種類のデザインに落とし込みました。
届けたいのは、コーヒー豆だけではありません。生産地の風景や空気感、その土地に流れる物語まで、パッケージに閉じ込めて届けたいと思っています。
また、定期便には毎月書き下ろしのロースターレターを同封しています。お店で交わす会話のように、コーヒーの背景や私たちが考えていることをお伝えしています。

コーヒーを楽しんだ後の袋も、循環の中へ
私たちが生産地を訪れる中で感じたのは、コーヒーの未来は、生産地の自然環境と切り離せないということです。
どれだけ素晴らしいコーヒーがあっても、その土地の土壌や水、気候が守られなければ、生産を続けることはできません。
そのため今回のパッケージには、紙と生分解性樹脂を組み合わせた、堆肥化を視野に入れた素材構成を採用しました。
一方で、家庭で実際にコンポストを行うことには、まだ一定のハードルがあるのも事実です。そこで現在は、使用済みの袋を焙煎所へ返却していただき、適切な方法で堆肥化につなげられるような仕組みを検討しています。

コーヒーを楽しんだ後の袋も、廃棄物として終わらせず、資源として循環させていく。
そんな小さな取り組みを通じて、生産地の未来につながる選択を増やしていきたいと考えています。
紙の手触りまで含めて、届けたい風景を形にする
——繊細でニュアンスのあるデザインを紙へ印刷するにあたり、特に重視した点を教えてください。
今回のデザインは、生産地の風景や空気感を抽象的に表現したものです。そのため、色の重なりや繊細なニュアンスを、どこまで再現できるかを重視していました。
実際に仕上がったパッケージは、モニター上で見ていたイメージとのずれが少なく、生産地の山や水の流れ、陽の光を表現した淡い色のグラデーションも、きれいに再現されていると思います。

さらに、紙ならではの柔らかくマットな質感が加わることで、単なるパッケージではなく、手に取ったときに、手触りを通じて温かみを感じられるものになりました。
私たちが届けたい風景や空気感を形にするうえで、とても満足度の高い仕上がりになったと感じています。
パッケージは、想いを届けるためのもう一つの接点
第1弾のインタビューで語られていた「BERTH COFFEEオリジナルのデザインを、GeoPosting Packに直接印刷したい」という構想。
今回完成したパッケージは、その言葉が形になったものです。
環境に配慮した素材を選ぶこと。オンラインでも店舗のような温度を届けること。コーヒーの向こう側にある、生産地の風景や人々の営みを伝えること。

BERTH COFFEEにとってパッケージは、商品を包むためだけのものではありません。「人から人へ、コーヒーとともに想いを届ける」というMissionを実現する、お客さまとの大切な接点です。
東日本橋から始まり、押上、みなとみらい、尾道へ。
人や場所、コーヒーに込められた思いが行き交う「珈琲の発着場」として、BERTH COFFEEの取り組みはこれからも続いていきます。
BERTH COFFEEについて
「コーヒーに関わる全ての人が誇れる世界のために」をVisionに掲げ、東京都内を中心に複数の店舗と焙煎事業を展開。生産地との継続的な対話を大切にしながら、「人から人へ、コーヒーとともに想いを届ける」ことを目指しています。
今回使用されたパッケージ
GeoPosting Pack「FutureBio Bag」
紙ならではの風合いと、コーヒー豆の鮮度や香りを守るバリア性能を両立したパッケージです。外層には紙製バリア素材、内層とジッパー部分には生分解性樹脂を使用し、堆肥化を視野に入れた素材構成としています。

