30/06/2025
【クリックポストとジオポスで叶う!送料削減の新常識】

はじめに

たとえば、情熱を込めて焙煎した自慢のコーヒー豆。

その香りと味わいを全国のお客様に届けたい。

けれど、送料が利益を圧迫してしまう---

これは、私たちがこれまでお話ししてきた多くの小規模事業者の皆さまからよく伺うお悩みです。

私たちはパッケージメーカーとしてそのお困りごとを聞く立場にありますが、

実際に現場で工夫されている方法や、お客様の成功事例から得た気付きを、この記事でご紹介したいと思います。

鍵となるのは、日本郵便の「クリックポスト」と、それに最適化された「GeoPosting Pack」のようなパッケージの活用です。

※なお、ここで扱う「GeoPosting Pack」は、ジオパック株式会社の製品であり、国際物流大手「Geopost」とは無関係です 。

その1:送料削減の絶対ルール「厚さ3cmの壁」

小さな荷物の送料を語る上で、避けては通れないのが「厚さ3cmの壁」。

荷物の厚さが3cmを超えた瞬間、利用できるサービスの選択肢は少なくなり、送料は2倍、3倍にも跳ね上がってしまいます。

この条件を満たせる代表的なサービスが、日本郵便の「クリックポスト」です。

▼クリックポストとは…

  • 料金: 全国一律185円(税込)

  • サイズ: 長さ34cm × 幅25cm × 厚さ3cm以内

  • 重量: 1kg以内

  • 特徴: 追跡サービス付き、オンライン決済・ラベル作成、ポスト投函可能 

この「全国一律」の価格設定は、地方の小規模事業者さまにとって大きな利点。

たとえば、200g前後のコーヒー豆を自社ECサイトで販売されている方にとっては、多くのケースでクリックポストがもっとも安価で、使いやすい選択肢となっているようです。

その2:梱包の常識を見直し、コストを削減する

「商品を安全に送りたい」と段ボール箱を選ぶケースはよくありますが、

梱包後の厚みが4cm以上になると、クリックポストを使うことができません。

その結果、送料は185円⇒510円以上に!

この「厚みのジレンマ」を解決する方法として、最近ではクリックポストに最適化された薄型パッケージが選ばれるようになってきました。

私たちの「GeoPosting Pack」も、まさにそのニーズから生まれた製品のひとつです。

 

例:200gコーヒー豆を発送する際の発送コスト

項目

一般的な段ボール箱

GeoPosting Pack

差額

厚み

4cm以上

3cm未満


利用可能な配送サービス

定形外郵便(規格外)

クリックポスト


送料

510円

185円

▲325円

総コスト(資材費含む概算)

約570円

約255円

▲315円

 

このように、梱包方法を見直すだけで、発送1件あたり300円以上のコスト削減につながるケースもあります。

その3:明日から始める、送料削減と売上アップのロードマップ

ここからは、お客様の実践例をヒントに、すぐに始められる工夫を4ステップにまとめてみました。

 

Step 1: 商品設計を送料から逆算する

「どんな商品を売るか」より前に「どうやって送るか」から考えてみる。

たとえば、100g~200gの単位で構成するお試しセットなどは、クリックポストにぴったり収まります。

 

Step 2: 送料をマーケティングツールにする

「全国どこでも185円でお届け」は、お客様に安心と公平感を届けられる印象的なメッセージ。

送料無料キャンペーンとの組み合わせで、客単価アップを実現した事例も見られます。

 

Step 3: 発送ワークフローを定型化する

クリックポストは、ラベルをPCで作成→印刷→貼付して、ポストに投函するだけ。

発送作業の効率化にもつながり、限られたスタッフでも運用しやすい方法として評価されています。

 

Step 4: 上位サービスとの棲み分けを知っておく。

ギフトセットや大量注文には、「ゆうパケットプラス」「宅急便コンパクト」「ゆうパック」などの選択肢も検討を。

用途に応じた柔軟な使い分けが、運用負荷の軽減にもつながります。

おわりに:私たちは「届ける工夫」を応援します。

送料の問題は、ECサイト運営者さまや地方の小規模事業者さまにとって大きな課題。

ですが、「厚さ3cm」を意識した商品設計や梱包の工夫次第で、無理のない全国展開も可能です。

私たちGeoPosting Packは、そうした挑戦を支える「発送の土台」をつくると同時に、再配達の削減や物流の効率化といった社会課題の解決にも貢献していきたいと考えています。

・「クリックポスト」を最大限に活用する。

・「厚さ3cm」をクリアする戦略的な梱包を選ぶ。

このちょっとした「届ける工夫」が、ビジネスを広げるとともに、持続可能な社会づくりの一助になると信じています。

30/06/2025